理学療法士で勉強会に行かなくていいなんて甘え。行かないと終わり。
理学療法士で勉強会に行かなくていいの?大丈夫なの?職場で周りは勉強会に行きまくっていて自分は行っていなくてアウェイ感を感じていませんか?
安心してください。この記事ではあなたの悩みを網羅的に解決できるように解説しています。
unwavering ptを運営している理学療法士の月太郎です。日々の経験の中から、皆様の悩みを解決するとともに、新たな人生の第一歩を踏み出せるよう転職サイトを紹介しています。
理学療法士は勉強会に行かなくてもいいの?
職場には理学療法士で勉強会に行きまくっている人がいると思います。勉強会に行かなくていいのかという悩みの答えは半分イエスで半分ノーです。
勉強会を受けた次の日から臨床で使える勉強会であればそれは受けて良かった勉強会となります。
逆に、概要や理論ばかりで全く使い物にならない内容であればそれは、お金を出した価値のない勉強会となります。
がむしゃらに行けばいいのではなく、自分や患者さんにとってプラスになるかどうかが大きなポイントとなります。
勉強会にたくさん参加しているからすごいわけではない。大切なのは結果を出せるかどうかだ!
理学療法士が勉強会に行かないメリット
理学療法士が勉強会に行かないメリットを知っておきましょう。デメリットばかりではありません。それは下記の通りです。
- 金銭面に余裕ができる
- ライフワークバランスが確立される
それぞれ順番に解説していきます。
金銭面に余裕ができる
勉強会一回参加当たりに1万円から2万円飛ぶことがあります。例えば月に2回勉強会に参加しているとしたら多くて4万を自己研鑽に投資したことになります。
理学療法士20代の平均給料を見てみましょう。
年代/収入 | 年収 | 給与 | 賞与 |
20〜24歳 | 335万7800円 | 25万2300円 | 33万200円 |
25〜29歳 | 392万300円 | 27万1900円 | 65万7600円 |
厚生労働省:令和4年度賃金構造基本統計調査よりデータを参考にしてます。
上記の額から税金などを引いて、さらに4万円引いたらと考えてみましょう。ぞっとしますよね。現実、少ない給料から高額な勉強会参加料。金銭の余裕も生まれません。
勉強会に投資しなければ4万円を自由に使えます。
ライフワークバランスが確立される
勉強会は一日かあるいは二日にわたってある事が多いです。勉強会に参加したからといって仕事は休めません。
実際、勉強会はとても体力を使います。本来であれば心身共に休ませる時間を犠牲にします。自分の身体にとってとても酷ですね。
また、家庭を持ってる方は配偶者、子供とすごせる唯一の時間が無くなります。一緒にすごせる時間は限られています。
そのためライフワークバランスを確立するために勉強会に参加しない事は大きなメリットとなります。
勉強会の参加はかなり犠牲にするものが多いです。
理学療法士が勉強会に行かないデメリット
一方で理学療法士が勉強会に行かないデメリットもあります。それは下記の通りです。
- 特殊な技術を習得しづらい
- 臨床的な知識が習得しづらい
- 周りが勉強会にたくさん行っているとアウェイ感がでる
それぞれ順番に解説していきます。
特殊な技術を習得しづらい
ボバース法、PNF、SJFなど世の中にはたくさんの手技があります。これらは特殊な技術であることは間違いありません。しかし料金がとても高額です。
ここで考えてみましょう。その技術は本当に今後の治療で必要?患者さんのためになる?この答えをまずは自分自身で出してみてください。
特殊な技術が全てではありません。
臨床的な知識が習得しづらい
勉強会の中には、翌日から使えるとても臨床的な内容のあるものもあります。特徴としては講師の先生の長い経験からあみだされた内容であるととても臨床的で使える武器になります。実際に私も今でもその勉強会で修得した知識、技術が基盤となっています。
周りが勉強会にたくさん行っているとアウェイ感がでる
よくある事が、「あいつは勉強会に行っていないからダメだ。」などといった見方をされる事があります。特に、職場のほとんどのセラピストが勉強会に参加しまくっていた場合は顕著でアウェイ感が凄まじいです。
重複しますが、勉強会にたくさん行く事が偉いわけではありませんので勉強会に行っていない方は安心してください。
理学療法士が勉強会に行かなくても学べる方法
理学療法士は勉強会に行かなくても成長する事ができます。方法は以下の通りです。
- 日々の臨床でのPDCAサイクル
- 書籍から知識の習得
- 勉強会に行ったスタッフの技術練習に付き合う
- 興味ある分野に強い職場に転職
それぞれ順番に解説していきます。
日々の臨床でのPDCAサイクル
日々の臨床でPDCAサイクルを回していく事が重要です。
PDCAサイクルとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)の4つのステップを循環させることで、業務やプロジェクトの継続的な改善を目指す方法です。
例えば
肺炎の患者で右肺中・下葉無気肺がある。痰量も多い。意識は清明である患者さんの無気肺の治療を計画するとしましょう。
PDCAサイクル
P:右肺無気肺改善のため、左前傾側臥位による体位ドレナージを行い改善させよう。
D:左前傾側臥位による体位ドレナージ
C:痰の喀出はできたが、無気肺の改善には至っていない。
A:予想よりも改善が見られなかった。次は、意識も清明のため離床する事で肺の機能的残気量を増やし、より強力な咳嗽で痰を喀出させよう。
上記のように改善するまでこのサイクルを続けます。
実際、全患者さんにこのサイクルを皆様は回していますか?もし回せていなければ実戦してみてください。
書籍から知識の習得
この方法は私もたくさん使いました。理由は、勉強会の費用が高い、休みが潰れる事が理由です。書籍からの知識はとても勉強になり臨床に生かしやすい内容が多いです。
ただ闇雲に買えば良いわけではありません。しっかりと吟味した上で購入しましょう。また、著者が書籍を紹介しているケースもあります。紹介された書籍はとても勉強になる事が多いです。
実際、本当に周りに差をつける事ができます。
勉強会に行ったスタッフの技術練習に付き合う
PNFなどの特殊技術は勉強会にいくだけでは修得できません。健常人で練習して初めて臨床なら繋がります。
勉強会に行ったセラピストは練習をしたい人が多いと思いますので練習に付き合ってみてください。勉強になります。
興味ある分野に強い職場に転職
例えば、整形外科でACL損傷に対してとても興味があるとしましょう。ます、ありがとうACL損傷に対して強い職場を探します。だいたいの特化した職場は、適したプロトコルが作成されている事と教育体制もしっかりしているため勉強会に行くよりも転職した方が将来的に大きな実績となります。
理学療法士で勉強会ばかりだと生活できない
理学療法士で勉強会ばかりいきすぎると結論、生活できません。その理由は下記の通りです。
- 勉強会の料金が高すぎる
- 理学療法士の給料が低い
- ライフワークバランスが崩れる
それぞれ順番に解説していきます。
勉強会の料金が高すぎる
勉強会の料金は基本的にとても高いです。一万円以上が多い印象です。だいたいの勉強会は都市で開催される事が多く地方在住の方はプラスで宿泊費や交通費が加わります。
極端な例
勉強会料金:1万円
交通費:往復1万円
宿泊費:5000円
合計:2万5000円
上記の料金を月に2から3回行ったとしたら生活費がなくなります。
多額の出費です。
理学療法士の給料が低い
理学療法士の給料はとても低いです。勉強会に参加するセラピストは新人から中堅が多いです。特に給料が低い世代となります。
給料が低い中で上記のように出費してしまったら生活できません。
ある程度ベテランになると勉強会に行かなくなります。
ライフワークバランスが崩れる
勉強会は基本的に土日に開催されることが多いです。休日は唯一心身を休めることのできる日です。
土日が潰れてしまうと結果的にライフワークバランスが破綻してしまいます。
過労になってもおかしくないです。
下記の記事では、理学療法士は「生活できないに関して解説しています。ご覧ください。
「理学療法士で生活できない」は誤解? 収入UPの秘訣を大公開!
理学療法士の勉強会に行きたくない
理学療法士の勉強会に行きたくないと悩んでいる人は多いです。職場の環境によって周りが勉強会に参加しまくっているとその環境に居づらくなりますよね。
先程も解説しましたが勉強会が全てではなく、勉強会に行かなくてもスキルアップできます。自己研鑽も休みが多かったり、時間があれば自分でできます。
今の悩みを解決するおすすめの方法は転職です。
転職がなぜ解決するのか?
職場の環境で勉強会に行かない事で悩んでいる人が大多数だと思います。転職をする事で勉強会に積極的に参加しなくても良かったり、研究や外部研修会がない職場もたくさんあります。
転職する時は転職サイト(エージェント)を利用することをおすすめします。
転職のサポートや職場の内部事情まで詳しくサーチしてもらえます。サポート体制もとても良いです。
以下の記事ではおすすめする転職サイトについて解説しています。転職サイトとは何かについても詳しく解説されていますのでご覧ください。
理学療法士で勉強しないひと
理学療法士において勉強していなくてもしっかりと患者のゴールの適切な設定、それに対する問題点の抽出、プログラム立案ができているセラピストはいます。
逆に勉強会に参加しまくっていてもできない人はできません。
理学療法士で勉強会に行かなくていいのかに関するQ&A
- 理学療法士が勉強会に行かなくても良い理由は何ですか?
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理学療法士が勉強会に行かなくても良い理由は、多くの情報や最新の研究がオンラインでアクセスできるためです。また、自主的に学習できる教材やリソースが豊富にあるため、自己学習が可能です。
- 勉強会に参加しなくても理学療法士として成長する方法はありますか?
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勉強会に参加しなくても成長する方法として、オンラインコースやウェビナーの利用、専門書籍の読書、業界の最新情報を追うことが挙げられます。また、職場での実践を通じて経験を積むことも重要です。
- 勉強会に行かない場合、どのようにして最新の知識や技術を身につけることができますか?
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最新の知識や技術を身につけるためには、オンラインの学術論文や研究発表を読むこと、専門的なウェブサイトや動画を活用すること、また同僚や専門家とのネットワーキングを通じて情報交換をすることが有効です。
- 勉強会に行かないことでデメリットはありますか?
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勉強会に行かないことでのデメリットとして、ネットワーキングの機会が減ることや、最新の実践的な情報を直接得られる機会が減ることがあります。また、直接の指導やフィードバックが得られないため、自己評価が難しくなることもあります。
- 勉強会に行かずに自己学習をするための具体的な方法は?
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自己学習をするための具体的な方法としては、オンライン講座の受講、専門書籍や雑誌の購読、学術論文の定期的なレビュー、シミュレーションや実習の自主的な実施が挙げられます。また、専門家とのオンラインディスカッションやフォーラムへの参加も有効です。
まとめ
これまでに、理学療法士は勉強会に行かなくていいのかについて解説してきました。勉強会に行かなくていいという考えになるきっかけがそれぞれあります。
特に転職が必要な方は、職場で周りが勉強会に行きまくっていてアウェイ感を感じている方です。
安心してください。勉強会に行かなくても理学療法士としてはやり方次第で十分に成長できます。
あなたの悩み解決は俺に任せろ!月太郎でした。